税理士賠償責任

ブログ等のリスクヘッジ

税務に関するブログなどを書いていますが、今後はかなりグレーな部分にも
踏み込んで記述をしたいため、万一に備えてリスクヘッジをかけたいと
思っています。

すなわち、現行の法律を読み込んだ上ではこうなるはず、という個人的見解
にすぎないため、私の見解を鵜呑みにして不利益を被っても賠償責任を
負いませんよ、としたいのです。

以下のような文言を文末にでも書いておけば、賠償責任を負うことはないと
考えてよろしいでしょうか。

——
上記の記載については、著者の個人的見解であり、正確性を保証するものではありませんので、本記事のご利用により、利用者及び第三者が被る直接的および間接的な損害について、著者は一切の賠償責任を負いません。
実際の処理につきましては、法令及び公的機関による情報等についてもご参照の上、読者様ご自身の判断と責任のもとに行ってください。
—–

よろしくお願いいたします。

1 ご質問

>以下のような文言を文末にでも書いておけば、
>賠償責任を負うことはないと考えてよろしいでしょうか。

>——
>上記の記載については、著者の個人的見解であり、正確性を保証するものではありませんので、
>本記事のご利用により、利用者及び第三者が被る直接的および間接的な損害について、著者は一
>切の賠償責任を負いません。
>実際の処理につきましては、法令及び公的機関による情報等についてもご参照の上、読者様ご自
>身の判断と責任のもとに行ってください。
>—–

2 回答

理論的には、専門家ですし、
不法行為(民法709条)による
損害賠償責任が生じる可能性はありますが、
読者は、他の専門家に依頼し相談する機会
があったわけですし、

裁判所が事実認定の問題として、
賠償責任を認めることはあまり考えられません。

ご指摘の文言を入れることで、
損害賠償責任が理論上、
完全に免責されるわけではありませんが、

注意喚起をしているという意味で、
賠償責任を負う可能性は、
非常に低くなると考えられます。

ですので、この文言は入れていただいた方
がよいでしょう。

また、可能性をさらに低くする方法としては、
ブログの中で、どの部分が私見であるのかが
明確になるように記述しておくことも考えられます。

(専門家の書籍の中でも、私見であることを断った上での
記述はよく目にするところです。)

なお、下記タイトルで、他の先生からも同種のご質問もありましたので、
こちらもご参考になさってください。

タイトル:ブログ記事の誤りによる損害賠償責任について

ブログ記事の誤りによる損害賠償責任について

よろしくお願い申し上げます。