前提
ブログ記事を間違えて書いた。
読者がその記事を信じて税務処理を行い損害が発生した。
質問
上記の場合、私に損害賠償を請求される可能性はあるのでしょうか。
もし損害賠償責任があるのなら、その損害賠償責任を課されない方法はあるのでしょうか
>ブログ記事を間違えて書いた。
>読者がその記事を信じて税務処理を行い損害が発生した。
>上記の場合、私に損害賠償を請求される可能性はあるのでしょうか。
>もし損害賠償責任があるのなら、その損害賠償責任を課されない方法はあるのでしょうか。
2 回答
理論的には、専門家ですし、不法行為(民法709条)による
損害賠償責任が生じる可能性はあります。
(契約関係がないので、債務不履行ではありません。)
ただし、その被害者(?)の方は、
他の専門家に依頼し相談すれば、避けられた
わけですし、裁判所が事実認定の問題として、
賠償責任を認めることはあまり考えられません。
あるとすれば、明らかな間違いで、
他の読者などから多数指摘を受けて
いたにもかかわらず、是正をしなかった
というような例外的なケースかと思います。
普通にブログを書いて、過失で間違って
いただけということですと、裁判所は
損害賠償を認めないと思いますよ。
(認めたとしても、慰謝料的に数万円程度くらいかと。)
実際に、専門家の書籍などでも、
誤っている記載が入ってしまっている
ことも現実には目の当たりにしますが
それで損害賠償だ!というのは、
聞いたことがありません(もちろん、クレーム
にはなるでしょうが)。
なお、豆知識的な話ですが、
税賠保険の約款には、
講習や書籍出版など不特定多数向けのもので、
誰かに損害賠償責任を負った場合には、
保険金は下りないという規定自体は
入ってはいます(保険会社も理論上は、
ありえることは想定しているようです。)。
>もし損害賠償責任があるのなら、その損害賠償責任を課されない方法はあるのでしょうか。
上記の通り、可能性はそもそもかなり低いと思いますが、
サイト上に、「実際の税務処理にあたっては専門家にご相談ください。」
と入れたり、「実際の課税判断を保証するものではありません。」
などのリスクヘッジの文言を赤字などで目立たせるように
入れれば、より可能性は低くなるかと思います。
よろしくお願い申し上げます。