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自己株式の買取限度額

永吉先生

お世話になります。税理士の●●といいます。
自己株式の買入限度額について質問があります。

純資産の部が以下の会社があります。
(1) 資本金 600百万円
(2) 資本準備金 2百万円
(3) 利益準備金 200百万円
(4) 別途積立金 2,000百万円
(5) 繰越利益剰余金 500百万円
(6) 当期純利益 150百万円
(7) 自己株式 △1百万円
(8) 有価証券評価差額金 4,300百万円
合計 7,751百万円

自己株式の買取限度額は(4)~(7)の計で、
2,649百万円と考えてよろしいでしょうか?

以上、よろしくお願いいたします。

●●先生

ご質問、ありがとうとございます。
弁護士法人ピクト法律事務所の永吉です。

1 ご質問
>自己株式の買入限度額について質問があります。

>純資産の部が以下の会社があります。
>(1) 資本金 600百万円
>(2) 資本準備金 2百万円
>(3) 利益準備金 200百万円
>(4) 別途積立金 2,000百万円
>(5) 繰越利益剰余金 500百万円
>(6) 当期純利益 150百万円
>(7) 自己株式 △1百万円
>(8) 有価証券評価差額金 4,300百万円
> 合計 7,751百万円

>自己株式の買取限度額は(4)~(7)の計で、
>2,649百万円と考えてよろしいでしょうか?

2 回答

いただいた情報からの判断としては、
最終決算日後に損益取引以外の取引
(減資、自己株式の消却等、配当等)がない場合
でかつ取得時の自己株式の帳簿価額が
上記であるとすると先生のご理解のとおりです。

また、通常の中小企業であれば、
この金額が分配可能額(買入限度額)となるでしょう。

なお、特殊事情等については、以下の
サイトが参考になるかと思いますので、
気になる点があれば、ご参照ください。

https://www.shinnihon.or.jp/corporate-accounting/commentary/companies-act/2016-06-03-04.html