顧問を解約したお客様の新たな税理士さんより
バックアップデータが欲しいとの依頼がありました。
うちを解約して、10ヶ月くらいになります。
解約する時に、会計のデータCSVと紙媒体で
申告書等もすべてお渡ししました。
今回の税理士さんから、勘定科目の設定などに
かなりの費用と手間がかかるので、バックアップデータが
欲しいと言われました。
この場合渡さないといけないのでしょうか?
また渡さないといけにという事になれば、
現在確定申告時期で、その余裕はありませんので、
確定申告終了後となります。
あともちろん料金を頂くことは問題ないのでしょうか?
ご回答をよろしくお願い致します。
ご質問、ありがとうございます。
弁護士法人ピクト法律事務所の永吉です。
1 ご質問①〜バックアップデータについて
>今回の税理士さんから、勘定科目の設定などに
>かなりの費用と手間がかかるので、バックアップデータが
>欲しいと言われました。
>この場合渡さないといけないのでしょうか?
結論として、
>解約する時に、会計のデータCSVと紙媒体で
>申告書等もすべてお渡ししました。
とのことですので、法的には十分に委任契約終了後の
措置を講じていらっしゃると思いますので、
バックアップデータまで、引き渡す義務はありません。
相当特殊な契約書を締結していたということであれば、
別ですが、通常、税理士の先生とお客様との契約として、
そのような契約書を締結していることはないでしょう。
善意で渡してあげるかどうかという問題に過ぎません。
2 ご質問②〜料金を受領することについて
>また渡さないといけにという事になれば、
>現在確定申告時期で、その余裕はありませんので、
>確定申告終了後となります。
>あともちろん料金を頂くことは問題ないのでしょうか?
そうですね。契約上の義務は既に履行していますので、
別途料金をもらって、協力するということでも可能です。
(もちろん、時期についても、義務ではないので、
確定申告期限終了後でなければ有料でも行わないというのも
先生の自由です。)
よろしくお願い申し上げます。