永吉先生
いつも大変お世話になっております。
税理士の●●です。
医療法人(小規模同族経営)の院長の相続が発生し弔慰金の支払いを検討しています。
過去に弔慰金の支払い実績が無いため、規定はありません。
死亡時の報酬(50万円)の6ヶ月分(非課税枠分)を支払う予定でいますが、留意点等アドバイスをいただけますと幸いです。
よろしくお願いします。
●●先生
ご質問、ありがとうございます。
弁護士法人ピクト法律事務所の永吉です。
1 ご質問
>医療法人(小規模同族経営)の院長の相続が発生し弔慰金の支払いを検討しています。
>過去に弔慰金の支払い実績が無いため、規定はありません。
>死亡時の報酬(50万円)の6ヶ月分(非課税枠分)を支払う予定でいますが、
>留意点等アドバイスをいただけますと幸いです。
2 回答
社団たる医療法人であると予測しますが、
医療法上は、弔慰金についても、
金額が少額であって香典と認められる場合は別として、
在職中の職務執行の対価として報酬規制の適用を受けるもの
と解されています。
つまり、非課税枠の範囲内でも、
社員総会決議が必要となる点(医療法46条の6の4、一般社団法人法89条)は
ご注意いただければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。